「障害者差別禁止条例制定にむけて」
~一般質問の報告から~
第3回定例区議会で一般質問に立ち、「社会的養護が必要な子どもへの支援」「障害者差別を解消する条例制定について」など、取り上げました。障害者差別を解消する条例については、昨年の一般質問や決算委員会でも取り上げ、先駆的に取り組む自治体を参考に、世田谷区独自の条例制定を求めました。
区では、兵庫県明石市などの先進的な事例の調査・検討を行う旨の答弁を行い、この間、明石市をはじめ仙台市や郡山市を訪問して、区民・事業者との協働、障がい者への合理的配慮や情報保障の推進など、条例の具体的な効果の取組について聞き取りを行ってきています。
東京都では、昨年末に東京2020大会も踏まえて、平成30年の都議会第2回定例会へ障がい者への理解促進及び差別解消のための条例の制定を行うと議会で表明しています。これは、都議会生活者ネットワークが質問にとりあげた成果でもあり、都と連携していく必要があります。
都の条例制定にむけた検討には、特別区からも関係課長が参加しており、その検討状況を注視しながら、区内での取り組みも先行していくと、今回の質問で答弁を引き出すことが出来ました。
現在は、商店街店舗におけるスロープの設置や点字メニューの作成等、合理的配慮の提供にむけた協働の取組等を準備しており、これからも地域を調査しながら当事者の意見など反映できるよう進めていきたいと考えています。