子どもの声を生かしたしくみづくり
世田谷区では、国や東京都、他自治体に先行し、子どもの人権擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」略称「せたホッと」を平成25年に開設し、来年度開設10年の節目を迎えます。「世田谷区子ども条例」に基づき設置された「せたホッと」が子どもの声を代弁して子どもの最善の利益が守られる制度であるためには、当事者である子どもの意見が反映されることが重要です。
「子ども・子育て会議」で検証・点検評価するしくみはあっても、子どもの参加や意見聴取のしくみはありません。そこで、これまで相談に来てくれた子どもたちへ『実感調査』を実施することを提案しました。子どもの声を検証に生かし、子どもの権利擁護がきちんと機能してきたのか総括し、今後に生かしていくことが必要です。
今後も困難な立場に立たされている子どもたちの声を受け止め、子どもの立場から最善の利益が保障されるよう子どもたちに寄り添い課題解決にむけ取り組んでいきます。