団地建て替えは住民理解を深めて
桜満開の大蔵住宅(通称:大蔵団地)に知人のAさんを訪ねました。大蔵住宅は、地区50年以上が経過し建て替え選定住宅に位置付けられています。昨年、東京都住宅供給公社が「概ね3年以内に建築事業に着手予定」とし、住民説明会が開かれました。(写真は、住民説明会の資料の一部)
長年大蔵住宅にお住いのAさんは、「親の介護で田舎と東京を行ったり来たり、親を看取り、やっと落ち着いた生活ができると安心したところなのに建て替えが始まるらしい。私たちの10年後の生活は予想もつかない。住宅が新しくなれば家賃も上がる。住み続けられるのか、着工まで、あと2年になってしまった。」と不安を訴えていました。事業者は東京都になりますが、地域の環境を守り、高齢者にとって不安のない事業を進めていくには世田谷区にも責任があります。
都と区と連携しながら市民力を高め、「住み慣れた地域で、高齢になっても、障害があっても、子育てにやさしい、多世代が交流できる安心して暮らし続けられる住宅づくり」を提案していきます。