古墳時代後期の墓、殿山横穴墓群
世田谷区の大蔵、外環道ジャンクション工事現場で、今年6月から8月にかけて、「古墳時代後期の墓、横穴墓17基」が見つかりました。
東京都と世田谷区に対して区民から「殿山横穴墓群」を残してほしいという陳情がでて、結果は継続となりましたが、市民の声は通じました。本日の東京新聞の記事をご覧ください。
11月9日(月)、西﨑都議と共に、現場を見学して来ました。
現在発掘調査中で、2基のみは見学用とし、後の15基はブルーシートに覆われていました。17基が一度に発掘されたことから、作ったときの様子が分かるそうです。
横穴墓からは葬られた多数の人骨と様々な副葬品が見つかっています。
青いブレスレット、水晶のイヤリングなどの玉類や、ほぼ原形のまま出土した須恵器など見事なものです。他の遺跡では盗掘が頻繁に行われ、このように多く出土するのは珍しいそうです。
区としては、調査をする東京都教育委員会、事業主体の中日本高速道株式会社に可能な限り保存について検討してほしいと要望していました。