介護保険制度はどう変わるの?

介護保険が4月から改正になるので、介護保険サービス関係者は大忙しだそうです。

地域をお訪ねしていると高齢者が多いです。それも大きなお家に一人暮らしのご様子。何となく心配になります。先日「今度介護保険が変るって、どうなってしまうのだろうね?」と聞かれました。月の末に「改正介護保険」についての学習会があり、参加して勉強したのですが、「あんしんすこやかセンターに連絡をするとどんなご相談でも対応してくださると言ってましたよ」とお答えし、電話番号を伝えました。

学習会では、砧が世田谷のモデル地域となって、地域包括ケアシステムの構築をめざしていると地域福祉保険課長さんのお話でした。相談体制の強化には、しっかりと取り組んでいるように思いました。とはいえ、まだ一人ひとり違いがある高齢者・障がい者、子どもまで、寄り添って対応できるほどの体制は出来ていないのではないかと心配になりました。当事者であるご高齢の方が心配になるのも無理がありません。

その学習会では、元衆議院議員、介護保険の導入時から国会議員だった石毛えい子さんから、「市民による市民のための安心ネットワーク構想」とちょっと難しいお話がありました。その構想の中には、「誰もが自分らしく、働き、学び、暮らせる(老いることができる)まちをつくる」という私が考えてきたことがいっぱい入っていてうれしかったです。

私の理解では、今度の改正の一番大きなところは、介護保険による国のサービスを削減するから、地域で助けあい、いつまでも住み慣れた地域で暮らしていくようにする制度に変えたということだと思っています。地域に住む私たちが「つながって共に生きる」ことを目指して行くために、区のレベルでできることをチェックして、地域に住む人たちが安心して暮らせるまちにするために力を尽くしていきたいと思っています。

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