平成30年予算特別委員会〜アスベストの飛散防止の徹底に向けて〜

建材などに広く使われていたアスベストは、吸い込むと肺を包む胸膜などにできるがんの一種、中皮腫などの病気を引き起こすことから万全な対策が求められます。しかし、飛散性の低いアスベスト成形板が使用されていても法の規制対象となっていないため解体工事掲示板では「アスベスト無し」という表示で済まされているのが現状でした。

適正な解体がされず、破断や破砕をすればアスベストが空気中へ飛散し問題となります。そこで、「世田谷区建築物等の解体工事等の事前周知に関する指導要項」の改正によるアスベスト成形版の届け出の徹底を求めた結果、要項が改正されこれまで表示をする必要のなかったアスベスト成形版も届け出対象となると同時に、解体工事の看板にも明記されることになりました。

今後も、解体工事の際の建材の把握とアスベストの除去が適正に行われるよう、事業者指導の徹底と共に、区民の安心安全を図る取り組みを提言していきます。