だれも排除されない社会を目指して

  1. 元旦の朝日

    新年明けましておめでとうございます。

昨年の人権週間に、障がいのある子ども普通級で学び不登校ゼロの学校をつくって公教育のあるべき姿のヒントが溢れたドキュメンタリー作品、みんなの学校の上映会と初代校長の木村泰子さんの講演がありました。指導という視点で子どもと接する姿勢から子どもから学ぶという視点で接する教職員。生徒の発するストレートな言葉は、時にクラスメートの自尊心を深く傷つけますが、生徒同士でとことん話し合わせる場を設けてやることで互いをこれまで以上に理解できるようになる姿が印象的でした。

知的障がいがあり「あー」しかいえない友だちに対して、「『あー』で通じ合えないのは、自分たちの方にこそ障がいがあるとも言える」と、相手の視点で考え物が言えるようになっていくおおぞら小学校の生徒たち。やられたらやりかえすことが当たり前の環境で育った子どもは、この学校で多くを学び、自分のような環境で育った子どもの良き理解者となれる教師を目指していることが木村先生のその後のお話でわかりました。

もみじまつりにて定期的に開催している子ども食堂をPR

間違ったことをしても何度でもやり直せる社会の土台は、相手を理解しようと努力することから始まり育まれていくんですね。子どもを中心に地域がつながり、だれも排除されず、すべての人権が保障されありのままで生きられる社会の実現を目指し、みなさまと共に地域に根ざした活動を進めて参ります。今年もどうぞよろしくお願い致します。